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ココロの香り
改編を乗り切って
やっとペースダウンの月曜日。

久々にちゃんとした朝ごはんを作ってみる。

我が家には炊飯器はない。

土鍋でご飯を炊くのだけれど、
炊き上がって蓋を開けた時の香り・・・ほっとして、なんとも言えず。

香りといえば、このところ、色んな香りに出会う。

番組でお世話になっている永瀬正敏さんは、
いつもすごく良い匂いがする。
「香水」というほど強いわけではないのに、
すごく存在感があって、
ボディクリームらしいのだが、
この間なんて、遅れて局入りした私が、
エレベーターを降りるなり、ふあっと香った匂いで、
あ、もうスタジオ入ってる、ってわかったほど。

うちらスタッフ一同は、完全にこの匂いにヤラレている。

昨日もクリス智子さんの香りがあまりに素敵で、
香水の銘柄を聞いてしまった・・・

嗅ぐだけで癒される匂い。

世界最高峰といわれる山では、
一定以上の高さに行くと、すべての物が凍る。
そんな香りのない世界で、正気を保つため、
アルピニストの野口さんは、いつも香水を持っていき、
度々嗅ぐのだと聞いたことがある。

思い出や記憶と密接に絡み合う「香り」、
それは時に幻想を呼び起こしてくれる。

むかし、むかし、まだ私が小さかったころ、
渋谷の駅前のビルに
小さな香水屋さんがあった。
母は私を連れてよくその店に寄っては、
色々な香水の名前を教えてくれた。

「星の王子様の本を書いた人のために作られた香水なのよ」

そう説明された「夜間飛行」という名のボトル。
今でもこの香りを嗅ぐと、母の細く冷たい手を思い出す。
by nagasakakumi | 2010-10-04 13:21 | Feeling
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by nagasakakumi
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